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- 科名・属名 : ナス科 ナス属
- 特徴 :
草丈30〜60cmの1年草。帰化。
茎は分枝し、稜があり紫色を帯び、曲がった短い剛毛が疎らに生える。
葉は互生、葉身は楕円形、長さ3〜5cm、幅1〜2.5cm。先はやや鈍く、基部は鋭形、縁は不明瞭な波状。若いうちは短毛が散生するが、後無毛。葉柄は長さ5〜20mm、短毛を散生する。
花は茎の途中に花序を出し散形に2〜5花つける。花序軸は長さ1〜2cm、花柄は花期で長さ4〜6m、果期では長さ8〜10mm。花冠は鐘形、淡青紫色で長さ・径とも約3mm、浅く5裂する。萼は鐘形で浅く5裂し、長さ約2mm。
果実(液果)は球形で径約9mm、黒熟する。種子は多数。
- 分布・生育地 :
帰化(南アメリカ原産)(本州(関東地方以南)〜沖縄に帰化) (国外:世界の温帯域に帰化) 荒地
- 花期 : 8〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年11月23日 東京都日野市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・花序 同 上
- 撮影記 :
秋も深まった11月末、木の実の様子でも撮影しようと出かけた多摩川、花はすっかり終わっていたが、河原でナス科の植物がいくつか咲いていた。
イヌホオズキに似て淡紫色の花をつけるこの植物、帰化植物の図鑑のいくつかをチェックした結果、花が小さく、花や茎が紫色をしていることで本種と同定したが自信はない。オオイヌホオズキかもしれない。
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