ハクサンオミナエシ(白山女郎花)

Patrinia triloba


ハクサンオミナエシ1

  • 科名・属名 : オミナエシ科 オミナエシ属
     注.APG分類ではスイカズラ科(CAPRIFOLIACEAE)(属名以下変わらず)

  • 特徴 :
     草丈20〜60cmの多年草。
     葉は対生し、長さ幅とも3〜10cm。掌状に3〜5中裂し、裂片には欠刻がある。下部の葉には長い柄がある。
     花は集散花序に小さな花を多数つけ、花冠は黄色で直径約5mm、小さな距がある。
     果実は楕円形、長さ3〜4mm。
     別名 コキンレイカ<

  • 分布・生育地 :
     本州(近畿地方以北の日本海側) (国外:日本固有)
     山地の岩場

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1995年8月5日  長野県小諸市
     中上・全体2 2018年7月20日  長野県美ヶ原
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中中・花序 1994年7月24日  群馬県妙義山
     中下・花 2018年7月20日  長野県美ヶ原
     左下・花(距)、右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     亜高山から高山帯のかけての岩場や草地に生えるキンレイカの高山型の花である。
     別名コキンレイカと言われるように草丈はやや小さく、距が短いのがキンレイカとの違いである。葉にも細かい鋸歯が多い。
     よく似た仲間が何種かあるので、花の距、果実の翼、葉の切れ込みなどよくチェックしておくと、後日でも同定しやすい。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ハクサンオミナエシ2

花序

花

花(距)