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- 科名・属名 : オミナエシ科 オミナエシ属
注.APG分類ではスイカズラ科(CAPRIFOLIACEAE)
- 特徴 :
草丈60〜100cmの多年草。
根茎は横に這い、新苗を株の側につくる。茎の下部には多少粗い毛が生え、上部はよく分枝する。
葉は対生し、頭大羽状に深裂する。裂片はオトコエシより幅が狭い。
花は分枝した枝の先に散房状に多数つける。花冠は黄色で5裂し、直径約3〜4mm。
果実は長楕円形で長さ3〜4mm、扁平で円心状の翼はない。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:朝鮮、中国、シベリア(東部)、モンゴル) 日当たりのいい山野の草地
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年9月8日 大分県玖珠郡 中上・全体2 2008年9月13日 神奈川県箱根 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序 1987年9月23日 京都府大江山 中下・花 2016年9月22日 熊本県阿蘇 下・距 2019年8月31日 高知県高知市
- 撮影記 :
初秋の草原で、草のなかに埋もれるように、また他の草より少しだけ抜きん出て黄色い花を咲かせる。
こういう草原が手入れされなくなったり、開発されたりして少なくなってきたため、全国的にも減少が著しい花の一つに挙げられている。
とはいえ、九州大分や阿蘇の草原では、涼しい秋風に吹かれ、あちこちでこの花が見られた。
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