ハナハマセンブリ(花浜千振)

Centaurium tenuiflorum


ハナハマセンブリ1


  • 科名・属名 : リンドウ科 シマセンブリ属

  • 特徴 :
     草丈20〜50cmの1〜2年草。帰化。
     茎は直立し、4稜あってよく分枝し、全体無毛。
     葉は対生、基部の葉は楕円形〜卵状楕円形で鈍頭、下部の茎葉と同長か小さく、花時には枯れる。茎葉は倒卵状長楕円形〜円状披針形、長さ1.5〜3.5cm、幅0.5〜1.5cm。先は鋭頭、基部は無柄。
     花は茎の上部でよく分枝した苞葉の腋に1個ずつつき、集散花序となる。花冠は長さ9〜11mm、花弁は5裂し、淡桃色で裂片は狭長楕円形。萼片は筒状で先は5裂し、裂片は線形、尾状で次第に尖り、花弁の半分程度の長さ。雄しべは5個、花冠裂片より短い。
     果実(刮ハ)は萼とほぼ同長。

  • 分布・生育地 :
     逸出帰化(ヨーロッパ原産)(フランス(北部〜南部)、西ヨーロッパ) (国外:原産地のほか、オーストラリア、ニュージーランドに帰化)
     海に近い草地、砂地

  • 花期 :  4〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2005年5月15日  沖縄県国頭郡
     中・全体2、以下全て    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     最近、よくHPや掲示板などで見かけるが、ベニバナセンブリに非常によく似ていて同定が難しいとされている。
     そんなことが頭にあったので、沖縄の万座毛の海岸で見つけたときは、花弁がやや細い、花弁は萼の長さの倍、葉は斜め上を向き、先が尖る、基部の葉は花時は枯れ、ロゼット状ならないなどの違いをチェックし本種と判断した。



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ハナハマセンブリ2

花