ハッポウタカネセンブリ(八方高嶺千振)

Swertia tetrapetaia var. happoensis


ハッポウタカネセンブリ

  • 科名・属名
  • : リンドウ科 センブリ属

  • 特徴

  •  草丈10〜40cmの1年草〜越年草。
     花は青紫色でタカネセンブリに非常によく似ているが、花冠の裂片が丸みを帯び、萼片よりはるかに長い。

  • 分布・生育地

  •  本州(八方尾根)(固有)
     高山帯の蛇紋岩地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年8月11日 長野県八方尾根
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  タカネセンブリの蛇紋岩変異植物で、八方尾根に特産する。母種とは萼片が短いことで区別される。花の青色も濃いように思える。
     八方尾根の固有種で、他には見られない。ここでは蛇紋岩の岩礫地にも草地にも多い。
     風当たりの強い岩礫地では10cmにも満たない草丈で花もまばらである。しかし、スキー場のゲレンデなどの草地では上の写真のように30cmを超え多数花をつける株も多い。

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花アップ