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- 科名・属名 : リンドウ科 ホソバノツルリンドウ属
- 特徴 :
つる性の1年草。
茎は細く紫色を帯びない。
葉は披針形、長さ2〜5cm、幅5〜10mm。先は長く尖り、裏面が紫色にならない。
花は普通葉の腋に1個つき。花冠は筒状、長さ3〜3.5cm、白色で淡紫色を帯び、先は4裂し、裂片は長楕円形で長さ約10mm、副裂片はない。萼筒は長さ1.5〜2cm、4条の翼があり、裂片は広線形で、長さ3〜5mm。柱頭は4浅裂する。
果実(刮ハ)は狭長楕円形、長さ約1cm。種子はごく小さく、翼がある。
ツルリンドウに似るが、茎や葉裏が紫色を帯びず、果実は刮ハとなり液果とならないなどの違いがある。
- 分布・生育地 :
北海道〜四国 (国外:朝鮮、中国、台湾、ウスリー、アムール、サハリン) 山地の林縁などに絡みつく
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1996年10月10日 長野県茅野市 中上・全体2、中下・花1 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序 1993年10月2日 同 上 左下・花2 同 上 右上・葉(表) 2022年9月4日 長野県下伊那郡 右下・葉(裏) 同 上
- 撮影記 :
図鑑には「山地にやや稀と」書かれていて、ぜひ見たいものだと思っていた。
ある年、長野県にあると聞き10月初めに出かけた。
そこには、道路脇の樹木やススキに絡み付いてかなりの株数があり、少数しか花をつけないタイプやビッシリ花をつけるタイプまでいろいろあった。
花色も薄赤紫に近いものから薄青紫色のものまであった。
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