イヌセンブリ(犬千振)

Swertia diluta var. tosaensis


イヌセンブリ

  • 科名・属名
  • : リンドウ科 センブリ属

  • 特徴

  •  草丈5〜30cmの1〜2年草。
     茎はしばしば良く分枝し、葉は倒披針形。
     花は円錐状につき、花冠は白色で5裂する。基部に2個7の密腺があり、そのまわりに長い毛がある。
     センブリは薬草として知られているが、本種に薬効はない。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州 山野の湿地

  • 花期
  • : 10〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  1986年11月2日 千葉県成東町
     アップ 1986年11月2日 同上

  • 撮影記

  •  開発されやすい湿地に生えるため、全国的に減少している。
     この花の咲くのは秋も深まった頃、茶色に色づいた湿地の草むらの間に咲いている。
     花は良く見ると、花弁の根元に他のセンブリ属にはない長い毛が生えていて面白い。

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花アップ