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- 科名・属名 : リンドウ科 リンドウ属
- 特徴 :
草丈20〜40cmの多年草。
葉は対生し、卵状披針形、長さ3〜8cm。先は長く尖り、基部は次第に狭まり、縁は多少細かい波状縁になる。表面は緑色で裏面は淡緑色。
花は茎頂に1個、稀に2個つき、花冠は青紫色。リンドウなどとの違いは、萼裂片が葉状で広披針形、幅5〜16mmあり、花時に直立し開出しない点が異なる。
- 分布・生育地 :
本州(南アルプス北岳) (国外:日本固有) 亜高山帯上部の草原
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 1977年8月29日 山梨県北岳 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・花 同 上
- 撮影記 :
写真は昭和52年(1977年)に撮影したもので、当時はオヤマリンドウとして記録していた。
最近、平凡社の「改訂新版 日本の野生植物4」の出版にあたり、この花がそれに当たるのかと同定をお願いした所、この写真が本種として掲載された。
それによると、この花はその特徴から、オヤマリンドウよりリンドウやアサマリンドウに近い種とのことで、1989年に発表され、学名もリンドウと変種関係になっている。
それを受けて今回アップすることとしたが、さすがに40年も経つとポジフィルムも変色し、スキャン後調整したが自然の色にはなりきらなかったのが残念だ。そのうち撮り直ししたい。
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