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- 科名・属名 : リンドウ科 リンドウ属
- 特徴 :
草丈10〜25cmの多年草。
葉は対生、花茎のつかないものに多数つき、広線形で長さ約10cm。先は尖り、質は厚く光沢がある。花茎につく葉は短い。
花は茎頂に1〜5個つく。花冠は筒状で先は5裂し、淡黄色で外側には濃緑色の筋と模様があり、長さ約5cm前後。
トウヤクリンドウの品種とされ、草丈は低いが、花は5cm程度と大きく、葉も幅が広い。
ただ、トウヤクリンドウの大型品として同種とする考え方も強い。
- 分布・生育地 :
北海道(大雪山)(国外:日本固有?) 高山帯の礫地
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1992年8月23日 北海道大雪山 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
トウヤクリンドウと同じとする考え方もあるが、大雪山でしか知られていない花でぜひ見たいと思っていた。
ある年やっと念願がかなったものの、天候が悪く山上は5m先も見えない濃い霧だった。
登山者の姿も全くわからず鈴の音だけがたよりだったが、鈴もつけない登山者もいて、目の前に突然黒い影が現れると、ヒグマではないかと恐怖におののいた。
ガスが少し薄くなった頃、岩礫地にこの花を見つけた。悪天候にもかかわらず、花冠は少し開いていた。
トウヤクリンドウとは、少し花冠の外側の筋や模様などが違う気がした。
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