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- 科名・属名 : リンドウ科 リンドウ属
注.APG分類では学名(Gentiana satsunanesis)
- 特徴 :
草丈3〜5cmの2年草。
根出葉はロゼット状に3〜5個つき、長楕円形〜卵形で、長さ5〜13mm、幅3〜5mm。茎葉は卵形〜狭卵形で無柄。
花は筒状鐘形で、淡青色、長さ約5mm、先は5裂する。萼は花冠とほぼ同長。
刮ハは花冠と同長か、少ししか突き出ない。
コケリンドウの変種とされている。
- 分布・生育地 :
九州(鹿児島県島嶼)、沖縄 (国外:日本固有) 海岸の隆起サンゴ礁上
- 花期 : 3〜4月
- 撮影月日・場所 :
2007年3月24日 鹿児島県 中上、下・花 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 下左・果実 2016年5月14日 沖縄県 下右・葉 2015年4月11日 同 上
- 撮影記 :
願いも空しく天気予報は2日間とも「雨時々曇り、降水確率80%」の悲観的なものだった。事実、土曜日は雨こそ降らなかったものの、暗く低い雲がかかり蕾は固く閉じたままだった。
夜は台風並みの風雨、テレビの音も聞き取れないくらい。ところが、翌朝やけに静かだ。窓を開けると、雲はあるものの天気が良くなりそうな気配。急いでテレビの予報を見ると、午後からは晴れてくるとのこと。
予報通り、午過ぎから暖かな春の日差しが戻ってきた。陽が当りはじめてから待つこと小1時間、薄茶色の芝の中で一斉に薄青紫の花が開き始めた。
予想以上に株は多いものの、小さい。せいぜい3cm程度、高いものでも5cmにも満たない。その茎頂で5mm程度の可愛い花が遠来の客を歓迎してくれた。
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