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- 科名・属名 : サクラソウ科 サクラソウ属
- 特徴 :
草丈10〜30cmの多年草。
葉柄や花茎に白く長い開出毛が密生する。
葉は厚く広円形で径5〜12cm。基部は心形で表面にシワが多く、縁は浅く不規則に裂け、細かな歯牙がある。葉には長い葉柄がある。
花は花茎の先に5〜15個の花が1〜3段になってつき、花冠は高杯状、紅紫色で径2〜3cm、花喉部は濃赤褐色。
果実(刮ハ)は卵球形で長さ約5mm。
- 分布・生育地 :
本州(群馬県) (国外:日本固有) 山地の林下
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1998年5月10日 群馬県鳴神山 中上・全体2、以下全て 同 上 (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック) 左・花 2015年4月23日 同 上 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
群馬県の鳴神山を中心とした山域に自生する。
花が美しいことから乱獲され、登山道際で見ることはできなくなった。
この花を求めて最初に出かけた昭和50年代半ばの頃は、自生がなくなったと言われながらも、まだ探せばいくらかは花の咲いている株を見つけられた。
この時期、この山はナルカミスミレやスミレ類も種類が多く、何度か通った。
その後、この写真を撮影した群落を含め僅かに残っていた自生地が大盗掘にあったという話を聞き、もう自生の株は見られないかと思った。
最近、ごく小さな群落であったが自生の株を見つけ、花も咲き始めていた。
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