ミョウギコザクラ(妙義小桜)

Primura reinii var. myougiensis


ミョウギコザクラ1

  • 科名・属名 : サクラソウ科 サクラソウ属

  • 特徴 :
     草丈3〜8cmの多年草。
     葉は円形〜腎円形、径1.5〜4cm。基部は心形、縁はごく浅く裂け、歯牙はあまり目立たない。葉柄は3〜10cm、白色で乾くと赤味を帯びる縮れた軟毛がある。
     花は茎頂に1〜5個を散形につける。花冠は高杯形、紅紫色で花喉部は淡橙黄色、径1.8〜2.5cm、筒部は長さ8〜10mm。萼は半ばまで5深裂し、裂片は披針形で、長さ5〜8mm。  果実(刮ハ)は長楕円形、長さ7〜12mm、萼と同長かやや長い。
     コイワザクラと変種関係にあり、葉がごく浅く裂け、歯牙があまり目立たないことが相違点。

  • 分布・生育地 :
     本州(群馬県妙義山)(国外:日本固有)
     山地の岩場

  • 花期 :   4〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2004年4月29日  群馬県妙義山
     中・全体2、以下全て    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     妙義山は鋭い岩峰が続く山容が売り物の山である。
     切り立った岩壁は植物の生育にも厳しく、形態を一部変えやっと定着できた植物の多くが変種となり、ミョウギ○○○の名をつけている。
     この花も、コイワザクラの変種で、葉の裂け方などが異なる。
     自生地はとても近寄れない切り立った湿った岩壁で、なかなか満足のいく写真が撮れない。
     H16年、十数年かかってやっと少しまともな写真が撮れた。

  • 葉

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ミョウギコザクラ2

花