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- 科名・属名 : サクラソウ科 オカトラノオ属
- 特徴 :
草丈70〜100cmの多年草。
茎は円柱形で短い開出した毛が密に生える。
葉は互生し。狭長楕円形〜倒披針形、長さ6〜10cm、幅0.8〜1.5cm。先は鈍形または短く尖り、基部は狭まって柄がなく全縁。縁と裏面脈上に疎らに短毛が生え、葉肉内に淡色の腺点がある。
花は一方に偏ってつき、長さ10〜30cm、径2〜3cm、花冠は白色径8〜10mm、裂片は狭長楕円形で先は円い。花柄は長さ4〜7mm。
果実(刮ハ)は球形、径約2.5mm。
- 分布・生育地 :
本州(関東以西)、九州(北部) (国外:朝鮮、中国(北部、東北部) やや湿り気のある草地
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2002年6月16日 東京都あきる野市 中・全体2 2016年7月16日 千葉県柏市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・花序 2002年6月16日 東京都あきる野市 中下・花 2016年7月16日 千葉県柏市 下左・茎、以下全て 同 上
- 撮影記 :
図鑑に東京都清瀬市撮影の写真が出ており、近くに住んでいたこともあって探しに出かけた。
しかし、すっかり様相が変わっていてとても生き残っているような気がしなかった。
ある時、同じ東京都でこの花があったとの記述を読み、そんなに遠くもないのでダメモトで探しに出かけた。
そこは、堤防の斜面の草付、群落になってこの花があった。近くにオカトラノオがあり、比較してみると全体に生える茶色の毛、細い葉の形など違いがよくわかった。
2016年、久し振りにこの花に出会い、今度は茎の毛や葉なども見るだけでなくしっかり撮影した。
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