オカトラノオ(岡虎の尾)

Lysimachia clethroides


オカトラノオ1

  • 科名・属名 : サクラソウ科 オカトラノオ属

  • 特徴 :
     草丈60〜100cmの多年草。
     横に這う地下茎から茎を直立し、茎は円柱形で白い軟毛がまばらに生える。
     葉は互生、葉身は長楕円形〜狭卵形、長さ6〜13cm、幅2〜5cm。先は鋭頭、基部は狭くなって短い柄になり、全縁。表面全体と裏面脈上に短毛が散生し、裏面に淡色の腺点がある。
     花茎は茎の先に先が傾き一方に偏った長さ10〜30cm、径2〜3cmの総状花序となり、花を多数つける。花冠は高杯形で先は深く5裂し、白色で径8〜12mm、裂片は狭長楕円形で、先は先はやや狭まり先端は鈍い。花柄は長さ6〜10mm。萼片は狭長楕円形で、先は鈍頭か短く尖る。
     果実(刮ハ)は卵球形、径約2.5mm。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国)
     丘陵の日当たりの良い草地

  • 花期 :   6〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2005年7月16日  東京都御岳
     中・全体2 1999年7月7日  東京都東村山市
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花 2018年6月24日  新潟県南魚沼市
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     6月、蒸し熱くなり始めるとあちこちの丘陵にこの花が咲き出す。
     この時期雑木林を覗いても、春の花が終わり夏の花にはまだ早いとあって、なかなか足が向かずいい写真がなかった。
     そこで、この花も目的の一つに御岳山に出かけた。
     ここはレンゲショウマの群生地があって、各所に「レンゲショウマ祭り」のポスターが貼られていた。
     ただ、レンゲショウマは8月の半ば頃で、この時期は、この花を撮影できただけだった。

  • 葉

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オカトラノオ2

花