トチナイソウ(栃内草)

Androsace chamaejasme subsp. Iehamanniana


トチナイソウ

  • 科名・属名
  • : サクラソウ科 トチナイソウ属

  • 特徴

  •  草丈3〜5cmの多年草。
     茎は細くよく分枝してその先に輪生状に葉を群生する。
     葉はやや厚く、長さ1cm前後で表面に白色の毛がある。
     花は白色で、白色の長い毛が密に生えた花茎の先に2〜4個つく。

  • 分布・生育地

  •  本州(早池峰山)、北海道(一部)
     乾いた岩地やガレ地

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年6月15日 北海道崕山
     拡大写真あり(上の写真をクリック)
     岩上 1986年6月28日 同上

  • 撮影記

  •  トチナイソウ属で日本にはリュウキュウコザクラと本種の2種しか分布していない。本種は、知られている限りでは、 北海道に3ヶ所、本州に1ヶ所しか産地がない珍しい種類である。
     そのうち、道内の2ヶ所で見た。礼文島では絶滅寸前の状態だった。しかし、この山では岩の間やガレ地にかなりの数が生育していた。
     一見すると別の株のように見えるものの、「1つの株から茎を伸ばしてその先に輪生状に葉をつける」と図鑑に書いてある通りで、写真でもそのことがわかる。
     岩礫地一面に咲く群落だけでなく、岩上の隙間にも咲いており、2度とこんな光景には巡り合えないとため息が出た。

    同じ科の仲間の花
岩上の花