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- 科名・属名 : シソ科 ナギナタコウジュ属
注.APG分類では、学名(E. nipponica)
- 特徴 :
草丈30〜60cmの1年草。
葉は対生、葉身は卵形〜広卵形で、長さ2.5〜7cm、幅1.5〜4cm。先は尖り、縁には鋸歯がある。
花は枝先に長さ2〜5cm、幅約1cmの花穂をつけ、小さな花を一方に偏って多数つける。花冠は淡紅紫色で長さ4〜5mm。苞は中央よりやや上部が一番広く、背面に短い軟毛がある。雄しべは4個、花の外に飛び出て、ほぼ同長か下の2個が長い。
果実(分果)は卵形で、無毛か毛状突起がある。
ナギナタコウジュによく似るが、葉の幅が広いこと、苞の形、背面に毛があることなどが異なる。
- 分布・生育地 :
本州(宮城県以南)〜九州 (国外:日本固有) 山地の道端や谷間
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 1997年10月19日 東京都高尾山 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 2021年10月14日 同 上 左下・苞、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
ナギナタコウジュによく似ているが、花穂や葉が大きいことや花穂の裏側に毛があることなどで区別される。
全国的にはナギナタコウジュより少ないようであるが、高尾山周辺には比較的多く、秋の林道際などでブラシのような花をつけている。
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