ヒロハヤマトウバナ(広葉山塔花)

Clinopodium multicaule var. latifolium


ヒロハヤマトウバナ

  • 科名・属名
  • : シソ科 トウバナ属

  • 特徴

  •  草丈20〜60cmの多年草。
     葉は卵形〜長卵形で、ヤマトウバナに比べて葉が広くて大きく、中部異常の葉はほぼ同じ大きさ。
     花は茎頂に3〜5cmの仮輪を重ねた総状花序となり、花冠は白色〜淡紅色を帯びた白色で、長さ7〜8mm。
     萼は長さ5〜6mmで、短毛のほか長い軟毛がある。

  • 分布・生育地

  •  本州(東北地方南部〜中部地方)
     山の木陰

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年7月17日 東京都青梅市
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  「海の日」をはさむ連休、芳しくない天気予報に珍しく遠出しなかった。ところが朝起きると好天、それではと奥多摩の御岳山に急遽出かけて見る。
     これといって目的もなく歩いていると、道端にヤマトウバナの花。ヤマトウバナは関東では珍しい花で、萼の毛から判断してヒロハのはずと撮影した。
     木陰で暗い上に風が強く、満足のいく出来栄えとならなかった。

    同じ科の仲間の花
花アップ