ホナガタツナミソウ(穂長立浪草)

Scutellaria laeteviolacea var. maekawae


ホナガタツナミソウ

  • 科名・属名
  • : シソ科 タツナミソウ属

  • 特徴

  •  草丈7〜20cmの多年草。
     茎は四角で下向きの曲がった毛がある。
     葉は卵形〜長卵形で長さ1.5〜7cm、幅1.4〜4cm。葉は茎の下部に集まり、上にいくにしたがって小さくなる。表面と裏面脈上に粗い毛が散生し、裏面が紫色をおびることが多い。
     花は茎頂に2〜8cmの花穂となり、花冠は紫色で長さ2〜2.2cm。萼には腺点がほとんど見えない。

  • 分布・生育地

  •  本州(福島県以南)  やや湿った林下

  • 花期
  • : 6月

  • 撮影月日・場所

  •  1985年6月2日 静岡県天竜市
     中・花、下・茎 2011年6月14日 京都府京都市

  • 撮影記

  •  生まれ故郷の静岡県西部は温暖な気候に恵まれ、植物の種類も多い。勤めて花の写真を撮るようになってそのことを知った。
     もう20年以上も前のことになるが、地元で高校の教師をしている生物全般に詳しい先輩のOさんの案内で、花仲間とともに北限のガンゼキランを撮影し、案内されるままに多くの初見の花に出会った。この花もその一つだった。
     初めての出会いから長いことたって久しぶりに京都でこの花に出会った。
     以前は確認できていなかった茎に生える下向きの曲がった毛をしっかり確認して撮影した。

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花

茎