イヌコウジュ(犬香需)

Mosla punctulata


イヌコウジュ

  • 科名・属名
  • : シソ科 イヌコウジュ属

  • 特徴

  •  草丈20〜60cmの1年草。
     茎は四角形でよく分枝し、全体に細毛が多く紅紫色を帯びることが多い。
     葉は対生し、狭卵形〜卵形で長さ2〜4cm、幅1〜2.5cm。1〜2cmの葉柄があり、縁には6〜13個の低い鋸歯がある。表面には細毛がある。
     花は枝先に花穂を出し、小さな唇形花を多数つける。花冠は淡紅紫色で長さ3〜4mm。
     萼は上下の唇形になり、上唇は3裂し裂片の先は鋭く尖る。

  • 分布・生育地

  •  日本全土 山野の道端

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2003年9月20日 宮崎県加江田渓谷
     アップ 1999年10月3日 東京都昭島市

  • 撮影記

  •  秋の道路際などでよく見られるものの、草丈の大きい割には花が小さく、撮影意欲をかきたてられない花だ。
     シソ科の花は得てして見映えのしない小さな唇形花をつけるものが多く、よく見かけるくせに撮影カット数は少ない。
     この花もヒメジソによく似た紅紫色の小さな花をつけ、葉の形が長楕円形で鋸歯が多い(6〜13対)のが同定のポイントである。

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