カイジンドウ(甲斐竜胆)

Ajuga ciliata var. villosior


カイジンドウ1

  • 科名・属名
  • : シソ科 キランソウ属

  • 特徴

  •  草丈30〜40cmの多年草。
     全体に細かい毛が多く、やや白っぽく見える。
     葉は対生し、卵形〜広卵形で長さ3〜8cm、幅2〜4.5cm、縁にはまばらに粗い鋸歯がある。
     花は茎の上部に集まってつき、唇形花で紅紫色、長さ1〜1.2cm。

  • 分布・生育地

  •  北海道、本州、九州
     やや明るい落葉樹林下、草原

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年6月29日  長野県諏訪郡
     中 1995年6月27日  長野県小県郡
     下左・花、下右・葉 2014年6月25日    同  上

  • 撮影記

  •  山地の草原のような場所や明るい林下で見られるものの、比較的少ない花である。
     札幌ではジャンプ場近くの林縁で一株だけ見かけただけであった。
     シロバナショウキランを撮影した長野県のスキー場では割合に多くの株が見られた。
     残念ながら、シロバナショウキランはリフトの改修工事で消えてしまったものの、この花を見るたびに思い出す。

    葉

    同じ科の仲間の花
カイジンドウ2

花