キタダケオドリコソウ(北岳踊子草)

Lamium album var. kitadakense


キタダケオドリコソウ

  • 科名・属名 : シソ科 オドリコソウ属

  • 特徴 :
     草丈30〜50cmの多年草。
     オドリコソウに似ているが、@ 植物体に紫色を帯びる部分がない。A 花が長さ3〜4cmとやや大きく、淡黄色。B 花期が7〜8月と遅い。
     などの違いがある。

  • 分布・生育地 :
     本州(山梨県北岳) (国外:日本固有)
     亜高山帯の林縁、草地

  • 花期 :  7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     全体 1977年8月7日  山梨県北岳
     (拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     今から40年以上前、夜行日帰りで夏の北岳に撮影に出かけた。
     日帰りでは頂上付近のお花畑までは時間的に難しく、八本歯のコルまでの往復だったが、大樺沢に生える多くの植物に癒された。
     その中にこの花の写真が1カットだけあり、オドリコソウとして記録してあった。
     「日本の野生植物」(平凡社刊)の改訂版を作るに当たって協力することになり、この花の提供依頼があった。
     この花の特徴はわからなかったが、ひょっとしてとこの写真を提供したところ、本種と同定され図鑑にも掲載された。
     ポジもやや変色しているうえ、特徴がよくわかる写真ではなく、恥ずかしい限りだ。早くいい写真に差替えて載せたいと思っている。

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