コケトウバナ(苔塔花)

Clinopodium multicaule var. minimum


コケトウバナ1

  • 科名・属名
  • : シソ科 トウバナ属

  • 特徴

  •  草丈約5cmの多年草。
     葉は卵形〜長卵形で長さ4〜7mm、粗い鋸歯がある。
     花は茎頂につき、花冠は白色で長さ5〜7mm。
     ヤマトウバナの変種で、葉や花がごく小さい。

  • 分布・生育地

  •  本州(奈良県)、九州(屋久島)
     山地の木陰

  • 花期
  • : 6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年9月5日 鹿児島県屋久島
     下  同 上

  • 撮影記

  •  地面に張り付くようにして咲く小さな花で、屋久島の登山道脇ではよく見られる。コケの和名は、苔に似ているのではなく、苔のように小さいという意味だろうということが納得できる。
     小さな花なので花1個では絵になりにくいと2〜3個ついた株を探す。ところが、ゴミの除去や構図の関係で少しでも触ると、ポロッと花が落ちてしまうことが多い。
     翌日、別の場所でやっと満足できる株に出会った。

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コケトウバナ2