コウシンヤマハッカ(甲信山薄荷)

Isodon umbrosus var. latifolius


コウシンヤマハッカ1

  • 科名・属名
  • : シソ科 ヤマハッカ属

  • 特徴

  •  草丈60〜80cmの多年草。
     葉は対生し、卵形〜狭卵形で幅4〜6cm、先端は3裂しない。
     カメバヒキオコシの変種で、花は青紫色。母種が葉の先が3裂し尾状に伸びるのに対し、本種では葉の幅が広く3裂しない。

  • 分布・生育地

  •  本州(山梨県〜長野県南部)
     山地の木陰

  • 花期
  • :  8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年9月2日  山梨県北岳
     中、下・花 2007年8月17日   同  上

  • 撮影記

  •  20数年ぶりの北岳、何度も登っているはずなのに、記憶にある場所もあれば、全く初めてのような登山道もあって、体力の衰えと時の流れをつくづく感じた。
     それよりも、登山道端に見かけない花が多いのにも驚いた。以前は手当たりしだい写していたので、写真の出来はともかく写しているはずなのに、記憶にない花が多かった。
     いくらかでも植物を覚えてくると、気づかなかった花が見えるようになってきたのかもしれない。
     この花もその一つであったが、その割にはアップも撮らず終いになってしまった。

     この花の取り直しも含め、2007年、夏の北岳に登った。
     大樺沢の登山コースは崩壊が進んでいるため、年々コースが少しずつ変わる。
     おかげで、この花初め多くの花に会うことができた。

    同じ科の仲間の花
コウシンヤマハッカ2

花アップ