ミヤマヒキオコシ(深山引起こし)

Isodon shikokianus var. shikokianus


ミヤマヒキオコシ

  • 科名・属名
  • : シソ科 ヤマハッカ属

  • 特徴

  •  草丈40〜80cmの多年草。
     葉は卵形で長さ3〜8cm、幅1.5〜4cm、先は鋭く尖り、縁には鈍い鋸歯があり、表面にはわずかに毛が生える。
     花は茎の上部につき、花冠は唇形で青紫色、長さ5〜6mm。上唇は3裂し、裂片は狭三角状披針形でで先がやや反り返り、下唇は2浅裂して上唇よりやや長く、先は鈍い。

  • 分布・生育地

  •  四国  深山の林下

  • 花期
  • :  8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年8月6日  愛媛県寒風山
     下・花   同  上

  • 撮影記

  •  何年か前、この山を訪れた時、樹林下で咲いているのを見かけたにもかかわらず、終わりがけだったことや時間の関係で未撮影になっていた。
     目的はテバコマンテマであったが、この花のリベンジもあった。
     この花は、以前と同じ林下で、小さな花を咲かせていてホッとした。
     通りがかる登山者は何を撮影しているのかわからないらしく、小さな花を見るために、急なガレ場をわざわざ降りて見に来る人がいたのには閉口した。

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花アップ