|
- 科名・属名 : シソ科 アキギリ属
- 特徴 :
草丈25〜50cmの多年草。
葉は3出葉または1〜2回羽状複葉で、ナツノタムラソウに比べ裂片がやや円くなる傾向がある。
花は茎の先に穂状に唇形花をつけ、花冠は淡青紫色で長さ1cm程度。2本の雄しべは花冠の外へ突き出る。
別名 ケナツノタムラソウ
白い花をつけるものがあり、
●シロバナミヤマタムラソウ(f. leucantha)(左下の写真)という。
- 分布・生育地 :
本州(中部地方以北) (国外:日本固有) 山の半日陰
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2001年7月20日 栃木県今市市 中上・全体2 2005年8月14日 群馬県至仏山 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序 2001年7月20日 栃木県今市市 中下・花(側面) 2018年7月24日 群馬県尾瀬ヶ原 左下・白花 2005年8月14日 群馬県至仏山 右上・葉 2018年7月24日 群馬県尾瀬ヶ原 右下・茎 2019年7月26日 同 上
- 撮影記 :
昔の写真を見たら、夏に咲くタムラソウということで、7月ごろ撮影したナツノタムラソウを本種と誤同定していた。
「これはいかん」とある情報をたよりに日光に撮影に出かけ、杉並木の街道を探しながら何気なく入った側道の法面でこの花を見つけた。
花が淡青紫色で葉の羽片がやや円くなるという特徴をはっきりと確認して撮影した。
その後、尾瀬の至仏山ではシロバナミヤマタムラソウ(左下の写真)も混じって咲いているのを見かけた。
同じ科の仲間の花
|