ムシャリンドウ(武佐竜胆)Dracocephalum argunense |
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草丈15〜50cmの多年草。 茎は四角で、下向きの細毛がある。 葉は対生し、広線形で長さ2〜6cm、幅2〜5mm。質は厚く、縁はやや裏に巻く。 花は茎頂に短い花穂を作り、唇形花を数個つける。花冠は青紫色で長さ3〜3.5cm。 萼はやや不揃いに5裂し、軟毛がある。 北海道、本州(中部地方) 日当りのいい草地 1999年7月11日 北海道常呂郡 アップ 1991年6月30日 北海道斜里郡 本州中部では稀な花であるが、北海道の原生花園では、お花畑の主役の一つで、遠くから見ると薄っすら青く見えるほど群生していた。 草丈がそんなに高くなく、葉も針状で細く華奢な感じのくせに大きな花を沢山つけ、頭でっかちで重たそうに見える。 花だけ見るとラショウモンカズラに似た感じである。 和名の由来は滋賀県の武佐町で発見されたということから付けられたそうであるが、どう考えてもそのあたりに分布していたとは思えないのだが。 同じ科の仲間の花 |