ナントウイガニガクサ(南島毬苦草)

Hyptis brevipes


ナントウイガニガクサ

  • 科名・属名
  • : シソ科 イガニガクサ属

  • 特徴

  •  草丈60〜150cmの1年草。帰化。
     茎は直立してよく分枝し、四角形で稜に粗い毛がある。
     葉は対生し、卵状長楕円形〜長楕円状披針形で長さ3〜9cm、幅0.5〜3cm。先は鋭く、縁には鋸歯がある。
     花は葉腋につき、球形の頭状花序となり密に花をつける。花冠は白色で長さ約1mm。

  • 分布・生育地

  •  帰化(メキシコ原産) 田や畦

  • 花期
  • : 6〜9月?

  • 撮影月日・場所

  •  2006年10月7日 沖縄県石垣島
     花アップ  同 上

  • 撮影記

  •  石垣島の休耕田、何か変わった水草の類でもないかと覗き込んでみる。するとシロバナイガコウゾリナの頭花の感じによく似た花が目に入った。
     南の島の植物は、図鑑に記述はあっても写真や絵がなく、また本土の植物のイメージとは全く違う花が多い。そのうえ、見たこともない帰化種も多く、今でも名前のわからない花が何種かある。
     この花もその仲間入りかなと思っていたところ、西表島でR大のYさんが教えてくれた。あとで「琉球植物誌」を見ると石垣島での帰化の記述があった。

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花アップ