ニガクサ(苦草)

Teucrium japonicum


ニガクサ

  • 科名・属名
  • : シソ科 ニガクサ属

  • 特徴

  •  草丈30〜70cmの多年草。
     茎は時に下向きの毛があり、地下に細長い走出枝を出す。
     葉は卵状長楕円形〜広披針形で長さ5〜10cm、幅2〜3.5cm。先は尖り不揃いの鋸歯がある。
     花は茎頂や葉腋に花穂を出し、淡紅色の唇形花をつける。花冠は長さ1〜1.2cm。萼には短毛があるが腺毛はなく、萼の先は5裂し上側の裂片はとがる。

  • 分布・生育地

  •  日本全土 山野のやや湿った日陰

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1999年7月25日 東京都高尾山

  • 撮影記

  •  名前はニガクサ(苦草)とつけられているものの、センブリのように苦いわけではない。
     夏、林下の路傍などで咲いているのに出会うが、目立つ花ではない。
     ただ、唇形花は近づいて見ると面白い形をしている。

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