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- 科名・属名 : シソ科 クルマバナ属
注.APG分類では、学名(C. coreanum subsp. stoloniferum)
- 特徴 :
草丈20〜80cmの多年草。
クルマバナによく似ているが、
@茎は単純で上部でも分枝しない。A萼が花時で6.5〜8mm、常に腺毛が混じり、萼歯が長く尖る。B花冠は長さ8〜10mmであるが、クルマバナよりやや大き目。C花期が6〜8月と早い。
などの違いがあるとされる。
- 分布・生育地 :
本州(青森〜福井県の主に日本海側) (国外:日本固有?) 山地の道端
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2017年7月12日 岐阜県高山市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、左下・萼筒、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
最近出版された、改定新版「日本の野生植物5」(平凡社刊)で、クルマバナとは特徴欄に記したような違いのある本種が掲載されていた。
岐阜県の北部、山道で変わった感じのクルマバナを見つけ、標高的にもミヤマクルマバナではないだろうと思いつつ撮影していた花、疑問が解けた。
この図鑑の記述によると、日光など関東地方でよく似た感じの花をニッコウクルマバナとしているが、典型的ではないが同じものであるとの記載があり、これまでニッコウとしてアップしていた花は削除することにした。
その後、白馬岳の山麓でも同じタイプの花を見つけた。
同じ科の仲間の花
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