シマジタムラソウ(島路田村草)

Salvia isensis


シマジタムラソウ1

  • 科名・属名
  • : シソ科 アキギリ属

  • 特徴

  •  草丈20〜80cmの多年草。
     茎は四角形で、下部に毛がある。
     葉は1〜2回羽状複葉で、茎の下部に集まってつくことが多い。
     小葉は卵形で、先端のものが一番大きく、側裂片はやや小型、縁には少数の鈍い鋸歯がある。
     花は茎の先に穂状にややまばらにつき、花冠は淡青紫色で長さ8〜10mm程度。雄しべは曲がらず花冠の外に突き出る。

  • 分布・生育地

  •  本州(東海地方)
     蛇紋岩地、湧水地周辺の林縁、草地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年8月19日 愛知県
     アップ 2005年8月21日  同 上

  • 撮影記

  •  東海地方の蛇紋岩地帯には固有の変化をとげた植物が多く、そのひとつミカワマツムシソウを撮影に出かけた。
     蛇紋岩地帯は赤茶けた地肌がむき出しの場所が多く、生えている草木も草丈の低いものが多い。
     そんな草むらとの境目にこの花が咲いていた。人の通る場所のため踏みつけられいじけた株が多く、あまりいい写真とならなかった。

    同じ科の仲間の花
シマジタムラソウ2