シナノアキギリ(信濃秋桐)

Salvia koyamae


シナノアキギリ1

  • 科名・属名
  • : シソ科 アキギリ属

  • 特徴

  •  草丈50〜80cmの多年草。
     茎は基部で倒伏し、節から根を出し、全体に腺毛が多い。
     葉は円心形で長さ8〜20cm、先は鋭く尖り、縁には鋸歯がある。葉には長い葉柄があり、両面には軟毛が多い。
     花は花茎の先に総状花序に唇形花をまばらにつける。花冠は淡黄色で長さ2〜3cm。

  • 分布・生育地

  •  本州(長野、群馬県の一部)
     山の木陰

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年8月23日 長野県
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  キバナアキギリの葉がほこ形で基部が張り出しているのに対し、本種では円心形で基部の張り出しがない。キバナアキギリと葉を比較してみるとよくわかる。
     長野県の湖畔の林下で群生に出会ったが、花付が悪くて写真にできる株が少ないうえに、さわるとポロっと花が落ちてしまい苦労した。
     どこにでもありそうな花であるが、長野県と群馬県の一部にしか知られていない。

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シナノアキギリ2