ウスギナツノタムラソウ(薄黄夏の田村草)Salvia lutescens var. lutescens |
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草丈25〜50cmの多年草。 茎にはわずかに開出毛があるか、ほとんど毛がない。 葉は3出葉か1〜2回羽状複葉など変化が多い。葉の裂片は長さ2〜5cm、縁には鋸歯がある。 花は茎の上部に花穂となり多数つく。花冠は唇形、淡黄色で長さ約1cm。 ナツノタムラソウの変種で、花が淡黄色であることが異なる。 本州(鈴鹿山地) 山の木陰 2008年6月7日 三重県三重郡 中、下 同上 ナツノタムラソウが青色の花を咲かせるのに対し、この花は淡黄色の花を咲かせる変種で、本州の鈴鹿山系に分布している。 以前から見たい花の一つに挙げており、今年こそと出かけてみたら、全くの蕾であと2週間くらいかかりそう。場所は確認できたし、花は来年以降のお楽しみとした。 ところが、今年はこの花に縁があったらしい。別の花の情報があって、翌週も急遽名古屋方面に出かけることになった。 岐阜県で目的の花を撮影し、先週の感じではまだ咲いていないとは思いつつ、再度現地を訪れてみた。 近づくと淡黄色の花がちょうどいい状態で咲いている。蕾の状態から2週間と見込んだが、蕾から開花までは予想外に早かった。勘も当てにならないものだと少しショックだった。 同じ科の仲間の花 |
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