ハナヒョウタンボク(花瓢箪木)

Lonicera maackii


ハナヒョウタンボク1

  • 科名・属名 : スイカズラ科 スイカズラ属

  • 特徴 :
     高さ2〜5mの落葉低木。
     樹皮は褐色〜灰褐色で縦に裂けて剥がれ、枝は中空でよく分枝する。
     葉は対生し、葉身は狭倒卵形〜卵状長楕円形、長さ3〜9cm、幅1〜4cm。先は尖り、基部はくさび形、全縁で両面、特に脈上に屈毛が多い。葉柄は長さ2〜5mm、密に毛がある。
     花は枝先の葉腋から長さ2蚊等mmの短い花柄を出し、2個ずつ花をつける。花は初め白色、後に黄味を帯びる。花冠は唇形で長さ1.7〜2.2cm、花筒は長さ約5mm、上唇は長さ1.2〜1.5cmで先は4裂、下唇は広線形で長さ3〜5mm。
     果実(液果)は球形で2個並ぶが離生し、径5〜8mm、赤熟する。

  • 分布・生育地 :
     本州(青森、岩手、群馬、長野県) (国外:朝鮮、中国北部、モンゴル、シベリア東部)
     山地

  • 花期 :   5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     2016年6月3日  長野県北佐久郡1
     中上、中下、下右    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     下左 2016年6月3日  長野県北佐久郡2

  • 撮影記 :
     前年、暖冬で花期が早まっていたため花時を逸し、今年こそはと期するものがあった。
     今年も同様花期が早まっているとの予測で早めに出かけたが、目的地の花はほとんど終わっていて絵になる株はなかった。
     花仲間から別の自生地情報をと連絡を取ると、忙しい中案内してくれることになった。
     着いた別の自生地の株は、5mを超えるような大木で、花はちょうど盛りの状態だった。
     全国的には分布の限られた木であるが、長野県のこの辺りには自生地が点々とあり、やはり分布の限られるオニヒョウタンボクも分布していて面白い地域だ。
     花期はオニヒョウタンボクのほうが少し早いようで、こちらはすっかり花は終わっていた。
     後は、2つの実が並ぶ面白い形をした果実の写真を撮るだけだ。

  • 幹

    同じ科の仲間の花
ハナヒョウタンボク2

花

葉