ヒメスイカズラ(姫吸葛)

Lonicera japonica var. miyagusukiana


ヒメスイカズラ

  • 科名・属名
  • : スイカズラ科 スイカズラ属

  • 特徴

  •  常緑のつる性木本。
     葉は対生し、円卵形で長さ1〜4cm。質はやや厚くて光沢があり、先端は円く、中肋を除き両面とも毛が無い。
     花は枝先の葉腋に2個ずつつき、白色で後に黄色になる。花冠は唇形で長さ約2.5cm。上唇は浅く4裂し、下唇は広線形。
     果実(液果)は球形で2個ずつ並んでつき、径5〜6mm、黒熟する。

  • 分布・生育地

  •  徳之島、沖縄  海岸や石灰岩地

  • 花期
  • : 5〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  2009年6月27日 沖縄県沖縄島
     中・花   同 上
     下・花 2009年7月10日   同 上

  • 撮影記

  •  隆起さんご礁の岩上にそれらしき植物の葉を見つけていたが、花がいつ咲くのかわからなかった。
     咲いたら連絡をとお願いしていた沖縄の花仲間から「咲いている」との連絡を受け、早速撮影に出かけた。
     スイカズラの変種で、南西諸島の海岸や石灰岩地に稀に見られ、葉が小さくて厚く光沢があり、花も一回り小さいと言う特徴がある。
     沖縄島の自生地で見た花は、こんもりとした株を作り、枝先に小さな花を咲かせていた。
     生育環境のせいかスイカズラのように長い蔓にはならず、花も一斉に咲かないようであるが、花の色が白から黄色に変わる所は変わらないようだ。

    同じ科の仲間の花
花1

花2