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- 科名・属名 : スイカズラ科 スイカズラ属
- 特徴 :
高さ1〜2mの落葉低木。
枝は密に分枝し、若枝は鈍4稜があり、軟毛が密生する。
葉は対生し、卵形〜長楕円形で長さ2〜5cm、幅1〜3cm。先は鈍頭〜円頭、基部は円形、縁は全縁。両面に毛がある。裏面に小さな油点がある。葉柄は長さ2〜5mm、軟毛が密生する。
花は枝先に2個ずつつき、花冠はやや2唇状で上部は5深裂し、白色でのち黄色になり、径1.2〜1.9cm、花筒は長さ4〜5mmで腹面基部が膨れる。裂片は放射相称に開き、線形で長さ7〜12mm、幅1.5〜3mm。
果実(液果)は球形で径6〜8mm、2個合着してヒョウタン形になり、赤熟する。
別名 ヒョウタンボク
- 分布・生育地 :
北海道(西南部)〜本州(東北地方、日本海側) (国外:朝鮮(鬱陵島) 山地
- 花期 : 4〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2017年5月30日 長野県軽井沢 中上・全体2 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花1(白色)、中下・花2(黄色) 同 上 左下・果実 1997年7月19日 青森県八戸市 右上・葉(表) 2017年5月30日 長野県軽井沢 右中・葉(裏) 2024年5月30日 長野県菅平 右下・茎 同 上
- 撮影記 :
初めてこの花を見たのは、八戸市の海岸に海浜植物の撮影に出かけた時だった。
本州も北部の海岸となるとアカネムグラなど北海道との共通種も多い。
海岸に下りる踏跡のそばに2個の紅い実がヒョウタン形にくっついた植物があった。
本州日本海側から東北地方、北海道まで分布するこの花だったが、残念ながらこの時花の写真は間に合わなかった。
後日、軽井沢で撮影したが、花にはやや遅く、咲き初めの白色の花はわずかで、多くが黄色になるか散っていた。
花が最初の白色から黄色に変わるのがキンギンボク(金銀木)の由来である。
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