キバナツクバネウツギ(黄花衝羽根空木)

Abelia serrata var. buchwaldii


キバナツクバネウツギ

  • 科名・属名
  • : スイカズラ科 ツクバネウツギ属

  • 特徴

  •  高さ1〜2mの落葉低木。
     枝はよく分枝し、樹皮は灰白色〜灰褐色で、不規則に裂ける。
     葉は対生し、卵形〜卵状広披心形で長さ4殻cm。先は急に細くなって鈍頭、基部はくさび形で、縁にごくわずかに不揃いの鋸歯がある。両面とも有毛で、裏面脈上には開出毛が密生する。
     花は若枝の先に2〜5個集まってつき、黄色。花冠は漏斗状で長さ1.5〜2cm。先端は浅く5裂する。萼は基部まで2〜3裂し、鈍頭あるいは凹頭か2浅裂する。
     果実(そう果)は細い筒状で長さ8〜10mm。

  • 分布・生育地

  •  本州(中部地方以西)〜九州
     日当りのいい丘陵地

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年6月3日 和歌山県高野山
     下・花 2003年5月17日 愛媛県石鎚山麓

  • 撮影記

  •  コツクバネウツギの変種で、花が黄色でやや大きく、葉も広くて大きいのが違いとされている。
     しかし、ここでは変種としたが、本種や花の白色で果実が無毛のものをヒロハコツクバネウツギというが、全てコツクバネウツギの変化の範囲として区別しない考え方もある。

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花