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- 科名・属名 : スイカズラ科 スイカズラ属
注.APG分類では、学名(L. ramosissima var. ramosissima)
- 特徴 :
高さ1〜2mの落葉低木。
枝はよく分枝し、樹皮は灰色で普通は細かい屈毛がある。
葉は対生し、卵形〜長楕円形で長さ0.6〜4cm、幅0.3〜3mm。先は短く尖り、基部は広いくさび形〜円形、全縁。両面に軟毛が多いが、時に表面の毛は落ちる。葉柄は長さ2〜5mm、短い毛がある。
花は葉腋から出る1〜2cmの花柄の先に、普通2個下垂する。花柄は長さ1.2〜2.5mm、短い屈毛があるか無毛。花冠は淡黄緑色を帯び、漏斗形で長さ1.5〜2cm。花筒は長さ1.1〜1.5cm、内面に立毛があり、先は5浅裂し、裂片は卵形で長さ3〜5mm。雄しべは花冠より少し短い。
果実(液果)は2個つき、球形で径6〜8mm、赤熟する。
- 分布・生育地 :
本州(新潟・宮城県以南)、四国 (国外:日本固有) 日当たりのいい山地(標高600〜1400m)
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 1996年5月25日 神奈川県箱根 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 同 上 下・果実 2001年7月7日 同 上
- 撮影記 :
箱根の山へアカバナヒメイワカガミの撮影に出かけた。
箱根にはこの花が多く、林床をピンクに染めるように群生している。
見上げると、淡黄色のかわいい花をぶら下げたスイカズラの仲間の花が目に入った。
調べたらこの花とわかったが、狭義の捉え方をすると、本種は神奈川県箱根の標高1000〜1400mの山地に産し、葉が0.6〜1.4mm、幅0.3〜0.9mmと小さく、両面に軟毛があり、学名は(L. ramosissima var. ramosissima f. ramosissima)ということになる。
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