ミヤマシグレ(深山しぐれ)

Viburnum urceolatum forma procumbens


ミヤマシグレ1

  • 科名・属名 : スイカズラ科 ガマズミ属
     注.APG分類V、Wでは、ガマズミ科(VIBURNACEAE)

  • 特徴 :
     高さ50cm程度の落葉低木。
     ヤマシグレの品種で、茎の下部が地を這って根を出す。
     花や葉などは母種と変わらず、樹形の違いだけが相違点で、同じような場所に分布するので区別が難しい。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東・中部地方)、四国、九州 (国外:中国、台湾)
     山地の林下

  • 花期 :   6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2020年7月5日  長野県木曽郡
     中上・全体2、以下全て    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
       梅雨時ではあったが、雨の降り出しは午後からということで、長野県木曽の山中にあるランの撮影に出かけた。
     尾根道の林下を歩いていると、ヤマシグレ花が咲いているのが目に入り、確かミヤマシグレという花があると思い出し撮影した。
     帰って調べると、ミヤマシグレはヤマシグレの品種で、主に関東地方や中部地方の標高900m以上の山地に生えるようだが、樹形の違いだけでしかも同じような場所に分布しているとあってなかなか判断がつかなかった。
     そこで「長野県植物誌」を調べると、県内に分布するのは全て本種であるとの記載があったので、本種ということがわかった。

  • 葉(表)

    葉(裏)

    同じ科の仲間の花
ミヤマシグレ2

花序

花