オオツクバネウツギ(大衝羽根空木)

Abelia tetrasepala


オオツクバネウツギ

  • 科名・属名 :
     スイカズラ科 ツクバネウツギ属

  • 特徴 :
     高さ2〜3mの落葉低木。
     枝はよく分枝し、樹皮は灰褐色〜褐色で、若枝は赤褐色。
     葉は対生し、広卵形〜披針状卵形で、長さ3〜6cm、幅2〜4cm。先は鋭形で基部は円形〜くさび形、縁は粗い鋸歯があるか全縁。裏面は毛があり、特に脈上と縁には長さ1.2mmの開出毛がある。,br>  花は新枝の先に普通2個つき、黄白色〜黄色。花冠は鐘状筒形で、長さ3〜4cm、先は2唇性で上唇は2裂、下唇は3裂する。萼は普通5深裂し、萼片の1個は小さいか4個の場合もある。
     果実(痩果)は線形で長さ1〜1.5mm。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東地方以西)〜九州
     山地の明るい林内、岩場

  • 花期 :  4〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     2013年4月27日  東京都高尾山
     中・花、下・萼 1983年5月8日    同  上

  • 撮影記 :
     花はツクバネウツギによく似ているが、5個の萼片の長さが同じではな1個が小さいか4個しかない場合もあるという違いがある。
     そのほか、花が1cm程度大きい、花期が4〜5月と2週間程度早い、より深い山に生えるなどの違いがある。
     以前撮影していた花は上記の特徴を確認していなかったので、その後出合った時はしっかりチェックして撮影した。

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花

萼