ウグイスカグラ(鶯神楽)

Lonicera gracilipes var. glabra


ウグイスカグラ1

  • 科名・属名 : スイカズラ科 スイカズラ属

  • 特徴 :
     高さ1.5〜3mの落葉低木。
     枝はよく分枝し、樹皮は灰褐色〜灰黒色で、縦に剥がれ落ちる。
     葉は対生し、広楕円形〜倒卵形で、長さ3〜6cm、幅2〜4cm。全縁で裏面は緑白色、両面とも無毛。
     花は枝先の葉腋から長さ1〜2cmの花柄を出して普通1個、まれに2個つけ、花冠は淡紅色の細い漏斗形で、長さ1〜2cm。先は5裂し平開する。
     果実(液果)は楕円形で、長さ1〜1.5mm、赤熟する。

  • 分布・生育地 :
     北海道(南部)〜九州 (国外:日本固有)
     山野

  • 花期 :  4〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2005年4月16日  長野県小諸市
     中上・全体2 2015年3月31日  神奈川県川崎市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 2014年4月2日    同  上
     左下・果実 2015年5月1日    同  上
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     まだ新緑になりきる前、日当りのいい山野で、淡紅色というよりやや赤に近い漏斗状のかわいい花を咲かせる。
     花のよく似たミヤマウグイスカグラなどの仲間が葉や花柄、花冠などに毛があるのに対し、この花は無毛な点が異なる。
     多摩丘陵の雑木林にも多く、早春に散歩をかねて歩いた多摩区のハイキングコースで、やっと毛のない状態を撮影することができた。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ウグイスカグラ2 花

果実