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- 科名・属名 : スイカズラ科 タニウツギ属
- 特徴 :
高さ1〜1.5mの落葉低木。
枝は灰褐色〜灰色で、若枝には2列に屈毛が生える。
葉は対生し、長楕円形〜楕円形で長さ4〜11cm、幅2から5cm。先は尖り、基部はくさび形に細まり、脈上に毛がある。
花は枝先や葉腋に1〜4個つき、花冠は淡黄色、漏斗状筒形で長さ3〜4cm、先は5裂して平開する。下側裂片の中央に橙色の網状紋がある。萼は唇状で、上唇は2裂、下唇は3裂する。
果実(刮ハ)は狭い紡錘形で長さ1.5殻cm、両端に長い翼がある。
- 分布・生育地 :
北海道〜本州(東北地方) 亜高山帯
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
1982年7月4日 北海道夕張岳 中・花1 1992年6月21日 北海道札幌市 下左・花2 2014年7月9日 北海道知床 下右・葉 同 上
- 撮影記 :
北海道でタニウツギ属の花といえば、南部にはタニウツギなどもあるようだが、全道的に見られるのは何といってもこの花だ。
紅紫色や紅色系統の花を見慣れた本州人からすると、登山道際に生える大きな淡黄色の花につき目がいってしまう。
そういえば、初めて大雪山に登ったとき、最初に撮影したのがこの花だった。
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