エフクレタヌキモ(柄膨れ狸藻)

Utricularia inflata


エフクレタヌキモ1

  • 科名・属名
  • : タヌキモ科 タヌキモ属

  • 特徴

  •  食虫植物。帰化。
     葉は水中に漂い、花茎の立つ基部の葉が放射状に広がるという変わったタヌキモの仲間。
     1991年に北村四郎が静岡県鶴ケ池産のこの花を発表した。
     水草として栽培されていたものが繁殖したと考えられる。

  • 分布・生育地

  •  帰化(北アメリカ原産) 静岡県、兵庫県
     池や沼

  • 花期
  • : 6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年7月15日 静岡県磐田市
     下  同 上

  • 撮影記

  •  群馬の花仲間が静岡県の池でこの花の撮影していた。高校時代よく昆虫採集に出かけた故郷の池、その頃は見なかったと思ったら、その後侵入した帰化植物らしい。
     久しぶりに訪れた池は、遊歩道や公園ができていて当時とは様変り。昔はよく見かけたイワタカンアオイの葉もほとんど見かけなかった。
     この花は浅瀬で長い花茎を伸ばし咲いていたが、花茎の根元のエフクレ(柄膨れ)状態を撮影するには近づくしかない。裸足になって池に入って撮影した。膨れた柄(葉)は4〜6本までいろいろあった。
     花は大きくて美しいが、繁殖力は強く開水面を一面覆っていた。誰かが投げ込んだと思われるが、本来の自然環境を撹乱する行為は止めてほしい。

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エフクレタヌキモ2