アラゲサクラツツジ(粗毛桜躑躅)

Rhododendron tashiroi var. lasiophyllum


アラゲサクラツツジ

  • 科名・属名 : ツツジ科 ツツジ属

  • 特徴 :
     高さ2〜3mの常緑低木。
     サクラツツジの変種。
     葉が倒卵状楕円形で幅が広く、成葉の裏面全体に伏した毛が散生する。
     花は淡紅紫色であるがサクラツツジよりも濃色のものが多い。
     別名 ケサクラツツジ

  • 分布・生育地 :
     九州(薩摩半島、トカラ列島) (国外:日本固有)
     林縁や沢沿いの岩場

  • 花期 :   3〜4月

  • 撮影月日・場所 :
     2014年4月9日  鹿児島県鹿児島郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     船の便しかなくしかもその便も少ない鹿児島県の島、4月だというのに東京に雪が降るような寒い日、この島も冷たい雨が1日中降り続いた。
     それでも山に登り、目的の花を何とか撮影することができた。
     ホッとして山道を宿に戻る途中、花色のやや濃い目の花をつけたサクラツツジを見つけ撮影した。
     この島の植物調査の報告を帰ってから調べると、変種のアラゲサクラツツジということで、花の幅が広くて裏面に伏せ毛があり、花色が濃いのが特徴とされていた。
     葉裏の毛などしっかり確認した上ではないので自信はないが、変種のこの花としてアップする。

  • 葉

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花

子房・花糸