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- 科名・属名 : ツツジ科 ツツジ属
注.APG分類では、学名(R. dilatatum var. lasiocarpum)
- 特徴 :
高さ2〜3mの落葉低木。
葉は枝先に3個輪生し、葉身は菱形〜菱形状卵形、長さ4〜8cm、幅3〜6cm。先は尖り、基部は円形、中央部が最も幅広く、全縁。表面には長毛が生え、裏面は普通無毛。
花は葉の展開前に枝先に2〜3個咲き、花冠は紅紫色、径3〜4cm、先は5深裂し、上面内側に濃色の斑点がある。花柄は長さ約1cm、乳頭状の腺点が多い。
雄しべは10本、花糸は無毛、子房には腺点のほか長毛が混生する。
果実(刮ハ)は卵状円柱形、長さ1.5cm、子房同様腺点のほか長毛が混生する。
- 分布・生育地 :
本州(奈良県)、四国、九州(大分、宮崎県北部) (国外:日本固有) 丘陵、山地の林内、岩場
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2009年4月25日 徳島県名西郡 中・全体2、左下・花柄 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
トサノミツバツツジに非常によく似ているが、子房や果実(刮ハ)に腺毛のほかに長毛が混じるのが特徴である。
それに分布域がトサノミツバツツジとはやや異なるとされている。
写真はまだ樹木にさほど興味のない頃撮影したもので、場所や詳しい地元の方の話しで間違いないが、トサとの違いである子房の毛の様子を写していない。
最近のミツバツツジ類の撮影ではできるだけ子房や花糸、花柄、葉などを撮影するようにしているが、面倒くさくても昔からやっておけばよかったと思っている。
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