ガクウラジロヨウラク(萼裏白瓔珞)

Menziesia multiflora var. longicalyx


ガクウラジロヨウラク1

  • 科名・属名 : ツツジ科 ヨウラクツツジ属
     注.APG分類では、ツツジ属(Rhododendron)、学名(R. multiflorum var. multiflorum)

  • 特徴 :
     高さ0.5〜2mの落葉低木。
     ウラジロヨウラクの変種で、萼裂片が広線形で長さ5〜9mmと長いのが特徴。
     但し、APG分類では、萼裂片の長さはウラジロヨウラクの個体差の範囲とし、同一種としている。

  • 分布・生育地 :
     北海道(南部)〜本州(中部地方北部以北) (国外:日本固有)
     山地林縁、草原、岩場、高層湿原

  • 花期 :  5〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1983年7月3日  群馬県至仏山
     中・全体2 1980年6月22日  群馬県尾瀬ヶ原
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・花 2015年7月13日  群馬県至仏山

  • 撮影記 :
     当初ウラジロヨウラクと思っていたが、よく調べると萼片が細長い本種と分かった。
     この写真は至仏山で写したが、尾瀬では湿原の縁などにも咲いていて、山とは花期が半月くらい違う。
     粉を吹いたような濃いピンク色の花が枝先にまとまって咲くため、花はかなり目立つ。
     ここでは旧来の区分に従ったが、APG分類では本種はウラジロヨウラクの変種ではなく、単に萼の長いタイプとして同一種とされている。

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ガクウラジロヨウラク2

花