イソツツジ(磯躑躅)

Ledum palustre subsp. diversipilosum var. nipponicum


イソツツジ1

  • 科名・属名 : ツツジ科 イソツツジ属
     注.APG分類Vでは、ツツジ属で学名(Rhododendron diversipilosum)

  • 特徴 :
     高さ30〜70cmの常緑小低木。
     よく枝分かれし、こんもりした樹形となる。若枝には赤褐色の長毛が密生する。
     葉は互生し、枝先に集まってつき、葉身は長楕円形〜狭長楕円形、長さ1.5〜6cm、幅0.4〜1.5cm。先は短く尖って先端に線状突起があり、基部は鋭形、縁はやや内側に巻く。質は革質で厚く、表面は無毛で裏面は主脈の上に褐色の長毛が密生し、裏面全体に白色の短軟毛が密生する。
     花は枝先に散房花序となり、花冠は白色で径約1cm、花弁は楕円形で先は5深裂する。雄しべは10本、花冠から突き出る。花柄は長さ1〜1.5cm。
     果実(刮ハ)は楕円形で長さ約3mm。
     APG分類Vでは、ヒメイソツツジとされる「葉裏に褐色の長毛が多く、白色の短毛の少ないタイプ」も同一種としている。

  • 分布・生育地 :
     北海道(南部)〜本州(東北地方) (国外:日本固有?)
     岩の多い草地

  • 花期 :   6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1978年7月3日  岩手県早池峰山
     中・全体2 2005年6月25日  秋田県駒ケ岳
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花 1978年7月3日  岩手県早池峰山
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     東北地方の山で初めて高山植物の撮影に訪れたのが岩手県の早池峰山だった。
     当時は新幹線もなく、土曜日も休日ではなかったので、両夜行という厳しい日程だった。
     その時は夏の盛りの花が多数見られたが、雪の少ないこの山は全般的に花期が早く、翌年もっと早い時期に再度訪れた。
     3週間以上違うと花も全く異なる。登山道際で見かけたこの花もよく出かけるアルプスの山では見られない花だった。
     特徴の欄にも記したように、APG分類Vではヒメイソツツジも同一種とされているが、ここでは以前からの変種の考え方に沿った。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
イソツツジ2

花