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- 科名・属名 : ツツジ科 イソツツジ属
注.APG分類Vではツツジ属、学名(Rhododendron subarcticum)
- 特徴 :
高さ20cm程度の常緑小低木。
枝は地を這って広がり、若枝には赤褐色の毛が密生する。
葉は互生し、葉身は線形で細く、長さ1〜3cm、幅1〜3mm。先は尖り、縁は裏面に強く巻き込み、裏面に褐色の毛が密生する。
花は枝先に集まって多数つき、花冠は白色で先は5深裂し、裂片は長楕円形で長さ約5mm。雄しべは10本、花冠から長く突き出る。花柄は強く曲がる。
果実(刮ハ)は楕円形。
- 分布・生育地 :
北海道 (国外:朝鮮、シベリア、カムチャッカ半島、アラスカ、カナダ、グリーンランド) 高山の風衝地
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 1979年7月19日 北海道大雪山 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、下・葉 同 上
- 撮影記 :
初めて訪れた大雪山、高山植物が多いと聞いていたが、そのスケールに驚かされた。
地表を覆いつくすチングルマやキバナシャクナゲなどの群落にはただただ圧倒されるだけだった。
また、草原や礫地などには初めて見る多くの小さな高山植物が生えていた。
この花もハイマツの下に生えていたもので、よく似たイソツツジに比べると、葉が細く縁が裏面に強く巻き込むのが特徴だ。
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