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- 科名・属名 : ツツジ科 ツツジ属
- 特徴 :
高さ0.5〜1.5mの落葉低木。
葉は互生し、葉身は卵状長楕円形〜長楕円形、長さ1.5〜4cm、幅0.5〜2cm。先は尖り、基部はくさび形、縁と両面に長い褐色の毛が密生する。基部から出る3脈が目立つ。
花は枝先に3〜7個つき、花冠は漏斗形、白色で長さ5〜8mm、先は4裂する。雄しべは4個。花柄には褐色の剛毛が密生する。
- 分布・生育地 :
本州(山形〜滋賀県の主に日本海側) (国外:日本固有) 山地の湿原脇の低木林
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2011年8月21日 山形県月山 中・全体2 2005年7月9日 長野県白馬岳 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 下・花 年月日 2011年8月21日 山形県月山
- 撮影記 :
コメツツジによく似ているが、花や葉が少し大きく、葉の3行脈がよく目立つ、1つの花芽につく花の数が3〜7個と多いなどの違いがあるとされるが、中間型もあるようだ。
生育環境も、コメツツジが岩場や尾根筋に多いのに対し、この花は湿原脇の低木林の林縁に生える。
また、分布域も本州の日本海側であるが、白馬岳や尾瀬などでは両種が見られるようで、花を見た際はよくチェックしておく必要がある。
月山では人がほとんど訪れない登山コースの湿原の潅木林の縁に咲いていた。
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