|
- 科名・属名 : ツツジ科 シラタマノキ属
注.APG分類では、学名(G. pyroloides)
- 特徴 :
高さ10〜20cmの常緑の小低木。
茎は地を這い、上部は斜上する。
葉は互生し、楕円形で長さ1.5〜2.5cm、幅0.8〜2cm。先は円く、基部はくさび形、低い鋸歯がある。質は革質、裏面は白味を帯び、無毛。
花は上部の葉腋や枝先から出る花序の先に2〜6個下向きにつける。花冠は白色、壺形で長さ約6mm。花糸は下部が幅広く、微毛を密生する。葯は上端に4本の刺状突起がある。萼は広卵形。各花にはには鱗片状の1個の苞と2個の互生する小苞がある。
果実(刮ハ)は白色で丸みを帯び、径約1cm。
別名 シロモノ
- 分布・生育地 :
北海道〜本州(中部地方以北、大山) (国外:千島・アリューシャン列島、サハリン) 日当たりのいい岩地
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 1983年8月6日 長野県白馬岳 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 2018年8月4日 福島県吾妻山 左下・果実 1984年8月26日 長野県八ケ岳 右上・葉(表) 2018年8月4日 福島県吾妻山 右下・葉(裏) 同 上
- 撮影記 :
花そのものはツツジ科らしい先のすぼまった壺形の小さな花で目立たないが、秋になると目立つ白い果実をつけることで知られている。
赤い実をつけるアカモノに対し、白い実をつけるのでシロモノとも呼ばれている。
この白い実は、つぶすとサルチル酸メチル(サロメチール)の臭いがするので、一度試すとすぐに覚えることができる。
同じ科の仲間の花
|