イズセンリョウ(伊豆千両)Maesa japonica |
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注.APG分類では、サクラソウ科(PLIMULACAEA) 高さ1〜1.5mの常緑低木。 枝はよく伸長し、倒伏する。 葉は互生し、長楕円形〜長楕円状倒卵形で、長さ5〜17cm、幅2〜5cm。先は鋭尖頭、基部は鋭形〜鈍形(普通くさび形)、縁には波状の低鋸歯があるか全縁。表面は濃緑色で光沢があり、両面とも無毛、側脈は5〜8対。葉柄は長さ1〜1.5cm。 花は雌雄異株で、葉腋に総状または円錐状で長さ1〜2cmの花序を出し、黄白色の花をつける。花冠は筒状鐘形で長さ約5mm、上部は浅く5裂して斜上または直立し、花筒の長さは花冠裂片の2〜3倍の長さがある。小苞は広卵形または腎形で鈍頭。 果実(液果)は球形で、径約5mm、乳白色に熟し、表面に褐色の腺条がある。 本州(関東南部以西)〜沖縄 湿った林下 2007年3月25日 鹿児島県屋久島 中・花 2014年4月16日 和歌山県新宮市 下左・果実 2014年11月7日 千葉県清澄山 下右・葉 同 上 春先、やや暗めの常緑樹林下で、白い(実際は黄白色であるが)花は、小さいにもかかわらず葉腋ごとにまとまってつくため、以外に目立つ。 名前はイズ(伊豆)で伊豆半島に多いことからつけられているが、伊豆以外でも普通に見られ、南方ではシマイズセンリョウと分布が重なっている。 同じ科の仲間の花 |
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